夢烏

くちきのとう


本日の一枚
ムックのニューアルバム『朽木の灯』が本日リリースされました。
つーことで1曲ずつレポート。
ついでに、一曲ごとに気に入ったい一小節の歌詞書きます。


1.「朽木の灯」
 ・・・アルバム恒例で一曲目はインスト。壮大な物語が始まるかのような前兆を見せる。
2.「誰も居ない家」
 ・・・相変わらずベースが激しい。この時点でセカンドアルバム「葬ラ謳」を彷彿させた。
 ”ほんの少しでいい 必要とされた記憶を下さい”
3.「遺書」
 ・・・ムック史上1.2を争う痛く重い唄。タイトルの通りの内容で、ギターの旋律と歌詞の重さがベストマッチ。現在一番好き。
 ”もし僕が眠っても 教室の机に花は置かないでください 悲しさの演出はいらないから”
4.「未完の絵画」
 ・・・まさに「ムックバラード」 何かに訴えかけるようなシャウトがものかなしげ。
 ”かなわない夢を食らい続けるだけ”
5.「濁空」
 ・・・前曲と一転、とんでもない爆音サウンド。そして歌詞カードみても何処歌ってるかわからないくらいの早口。
 ”改革を謳う政治家は本質が見えず 形ばかりにとらわれる無意味な演者 ゴミ同然の価値なき汚物”
6.「幻燈賛歌」
 ・・・ベース音だけで頭振れそう。本当にそれくらいゴリゴリな曲。その割には歌は大人しめ。
 ”自分の無力さを知り途方に暮れて その弱さかみしめて いつかまた立ち上がれ赤い目で”
7.「暁闇」
 ・・・哀愁漂うシュールなメロディに乗った、悲しげな詞が脳裏に焼きつく。こんなカッコイイバラード久し振り。
 ”雨に 呟いた 「明日、天気になれ」”
8.「2.07」
 ・・・インスト曲。この流れでコレやっちゃうあたり、メジャーに出たのにやりたい放題さが伺える。ちなみに2分7秒の曲だからこの曲名。
9.「ガロ」
 ・・・イントロ〜メロで大人しい曲かと思ったがとんでもない。なんともいえないリズムでノリノリ。
 ”オレを繋いでいたいなら 三回廻って鳴いてみろよ”
10.「悲シミノ果テ」
 ・・・静けさと激しさのメリハリに飲み込まれる。楽しい。
 ”もう二度と戻れないから もう二度と戻れないなら 涙は意味を失った”
11.「路地裏 僕と君へ」
 ・・・シングル曲。下手にミックスしないでそのまま入ってます。カップリング曲のが好きかも。
 ”あぁ 選ばれぬなら 所詮 私など 行きずりの玩具”
12.「溺れる魚
 ・・・アコースティックなバラード。2分半くらいからやっとドラムとベースが参戦すると、壮大なオーケストラにも感じる。
 ”懐かしむ事は 弱い行為ですか?”
13.「名も無き夢」
 ・・・ムックといえばこの2ビートですよ。メロがサビみたいなノリで、サビ前に一瞬だけ静寂。こういう曲大好き。
 ”罪を嘆くなら 歩き出せる強さを”
14.「モノクロの景色」
 ・・・シングル曲。ポップジャムでコレやったときは「売れ路線に走るんですか?」とか思ったけど改めて聞くとかっこぇぇ。
 ”両目を潰して空に祈りを”
15.「朽木の塔」
 ・・・最後にこんなモン持ってくるのはムックしか出来ねぇ。なんかもう下手にコメントできません。カッコよすぎる。
 ”私は、生きていますか?気でも違えそうで”


そんな感じ。
ちなみに初回版はDVD付き。
DVDは2種類あるらしく、見るまでどっちだかわからない仕様。
俺のは首都圏監修10デイズだったんだけど、もう一個は何入ってるんだろ。
まぁとりあえず買え。